認知症の予防・改善に効くアロマは「ローズマリーカンファー」
認知症とアロマについての研究は、鳥取大学医学部 教授 浦上克哉先生が行っているものです。
この研究内容・効果は、先日「たけしのみんなの家庭の医学」で放送されましたが、数年前より繰り返し「たけしのみんなの家庭の医学」「駆け込みドクター」などで紹介されました。
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アルツハイマー型認知症は脳の中心部の記憶をつかさどる海馬という部位がダメージを受けると考えられていました。
しかし、最初にダメージを受けるのは海馬に直接つながっている嗅神経だということがわかってきました。このダメージが記憶に深く関係している海馬に伝わり、さらに他の部位にも影響し認知症が悪化していくというのです。
浦上教授はこの嗅神経こそ認知症予防のカギが隠されていると考えたのです。
そう言えば、認知症の初期には「味がわからなくなる」「料理ができなくなる」
という症状がありますね。嗅神経がやられてしまうからなんでしょうね。
嗅神経(きゅうしんけい、olfactory nerve)は、12対ある脳神経の一つであり、最も頭側から分岐していることより第I脳神経とも呼ばれる。嗅覚を司っており、運動機能を持たない純知覚性の脳神経である。
(ウィキペディアより)
ローズマリーカンファー
嗅神経は他の神経に比べて再生能力が高い神経だそうです。
嗅神経をアロマで刺激することで嗅神経が活性化され認知症予防になるということです。嗅神経は海馬に直接つながっているので、嗅神経が活性化されれば海馬も活性化するということです。
浦上克哉先生が、認知症予防に効くアロマは「ローズマリーカンファ」と指摘されています。
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ローズマリーは一般的で誰もが耳にしたことがあると思います。お庭に植えている方もたくさんいらっしゃると思います。
では、ローズマリーカンファーとどこが違うのでしょうか!?
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ローズマリーとローズマリーカンファーは何が違うの?
ローズマリーのエッセンシャルオイルには、1,8-シネオール・カンファー・α- などの成分が入っていますが、ローズマリーカンファーのエッセンシャルオイルは、通常のローズマリーと比べてカンファーが多く含まれているものをいいます。
カンファーには、頭をすっきりさせ認識力が高まり、さらに精神を安定させてくれるという効能があります。
化学合成されたものではなく、天然のエッセンシャルオイルを使ってくださいね。
認知症予防に効果のあるアロマは、昼用と夜用があります。
昼用はこれまでに記述したローズマリーカンファー(記憶力・集中力を高める効果)ですが、レモンとブレンドする方法、夜用は後半に記述しますね。
使用方法(嗅ぎ方)
ローズマリーカンファー
昼用アロマ(ローズマリーカンファー)は午前中に2時間以上嗅ぎます。午後嗅いでもOKだそうです。
ローズマリーカンファーを2滴、コットンやティッシュペーパーに染み込ませて部屋に置いたり、アロマ用のペンダントに染み込ませたりしてにおいを嗅ぎます。
レモンとブレンドする方法
レモンには、気持ちを高揚させる効果があるそうです。また不安を取り除き、心をリフレッシュさせてくれます。
ローズマリーカンファーを2滴、レモンを1滴、コットンやティッシュペーパーに染み込ませて部屋に置いたり、アロマ用のペンダントに染み込ませたりしてにおいを嗅ぎます。
昼用アロマ、ローズマリーカンファとレモンのブレンドはかなりの効果が期待できそうです。
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夜用アロマはラベンダー
ラベンダーは安眠効果があることで有名なアロマです。自律神経のバランスを調整し心をリラックスさせます。
ストレス・怒り・不安・心配をを取り除きます。
リラックスが目的ですから真正ラベンダーと表記されているものをお求めくださいね。
真正ラベンダーは天然のラベンダーという意味です。リナリルアセテートという鎮静作用成分が含まれていて、リラックス効果が高いです。
違いですが、「真正ラベンダー」が原種、「ラベンダー」が亜種という区分です。(亜種は別種にするほどでもないという意味です。どちらも似たような種類で、ラベンダーが偽物ということではありません。)
この亜種ラベンダーには「カンファー」成分が入っているので、集中力を高めたり、興奮作用などがあります。安眠・鎮静には不向きですね。
夜用アロマのラベンダーは寝る1時間位前から嗅いて2時間以上嗅ぎます。
お皿の上にコットンやティッシュペーパーを丸め、2滴染み込ませて枕元に置きます。
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覚醒作用のある昼アロマと鎮静作用のある夜アロマを繰り返し嗅ぐことで嗅神経が活性化すると、浦上克哉先生はおっしゃってます。
現在、認知症に対する根本治療薬は存在しませんが、アロマセラピーは根本治療法として機能する可能性が高いということです。
期待大ですね。